インドネシアの王子は、その称号にさまざまな制約があるので、必ずしも何か特別な方と見られてはいない。このような状況でイスティ・ダ・シルヴァ(Isti da Silva) と彼女のルンガン・サリ(Rungan Sari )ミーティング・センター及びカリマンタンリゾートの彼女のチームは、デンマークのヘンリック王子を迎える準備をするときパニックにはならなかった。イスティが実際にデンマークのヘンリック王子閣下とマルガレーテ女王二世の夫君が来られることを知ったのは、王子が出発するその日の朝のことであった。特に、カリマンタンの副知事と共にガラの晩餐を摂っている時に、イブ・イスティが王子閣下とデンマーク大使の、「スブドとは何ですか」という質問を受けたときは、いささか勝手が違う状況にあり、戸惑わざるを得なかった。そしてこれは新しい国際ヘルパーにとって挑戦的なことであった。
王子閣下と彼のおつきの者たちが到着したときは、映画のシーンを見ているように思われた。ライトを点滅させる警察の車に先導されて、約10台の黒塗りセダン車と1台の救急車(儀礼車の一部)と、警察官が乗り込んだ車1台と軍人が乗り込んだ1台のトラックが続いた。住民たちに気づかれないように、粛々として、礼拝するローマ法王の時のように、ベランダの階段に武装した軍人たちが2列に並んでいた。「お茶をお飲みになりませんか」と彼女が無邪気に尋ねると、「テレマカシー(ありがとうございます)いただきましょう」との返答が返ってきた。
王子閣下は、デンマークの、自然のための世界野生生物財団(WWF)の総裁であり、王子と指導的な約35名の財団の委員たちは、カリマンタン周辺の野外調査を行なった。ルンガン・サリに隣接するオラウンターン・リハビリセンターは、ローネというデンマーク夫人によって運営されている。2日間かかってのルンガン・サリリゾート地域の走行の他に、彼ら一向は、ガイエ・タヴェシンとロルナ・ダウソン・コリンズの美しい船を使って1日の旅行も行ない、全行程を充分に楽しんだ。王子閣下は特に食べ物について褒めたがこのことは、彼が実は南フランスのタランスで生まれたアンリ・ラボルドゥ・ド・モンプザ伯爵であることを述べなければならない。
デンマークのスブド会員たちよ、皆様方の君主は、皆様方の存在を知るに及ばれた。閣下とデンマーク大使とは、WSAのパンフレットと、ルンガン・サリリゾートの冊子と、イスティのビジネスカード及び「どうぞ次には奥様を連れてお出かけください」という招待状をもらって幸せな旅を続けた。
(写真:イブ・イスティは、中央のデンマーク・ヘンリック王子閣下の左側に写っている。)
2010年3月発行スブド ワールド ニュースより


