ヤヤサン タンブハ シンタ - 12の地球クリーン・アップ物語の一つ

ヤヤサン タンブハ シンタ - 12の地球クリーン・アップ物語の一つバードルフ・ポールより

ニューヨークに本部を置き、発展途上の国々から公害を除くという目的に専心している非営利団体、ブラックスミス・インスティチュートは、成功したプロジェクト例を讃えることに今年はした。「私たちのパートナー、グリーン・クロス・スイス(※)と共に新たな報告を発表することを誇らしく思う。レポートの題は『クリーン・アップとサクセスの12のエリア』である。この報告で私たちは、限られた資金であっても、後から世界中でモデルとなれるような方法により、公害の主要な問題を克服できるということを示している」。

中央カリマンタンのヤヤサン・タンブハ・シンタ(以下YTSと略記)は、この12の成功したアプローチの一つに選ばれた。YTSは、金の採掘過程で生じる水銀排出量の削減や水銀を再採集するために地域に根ざした参加型プログラムを設けた。

このレポートによれば、「YTSがこのプログラムを始めた頃は、水銀の毒がどれほど深刻で病気の原因になるかには、炭坑労働者の20パーセントにも満たない人々しか気づいていなかった。しかし、今は90パーセント以上の人々がこの問題の重大さとその影響を認識している。ムロ山の採掘エリアは地球の水銀排出の約10パーセントの原因となっている。この成功は、だから、単にその地の鉱山コミュニティーの人たちのためばかりではなく、広く国際的にも海洋エコシステムや子供たちにとっても大きな恩恵をもたらすものとなろう。YTSは、インドネシアの別の地域や世界の発展途上の国々でも使えるような手本を示している」ということだ。

ヤヤサン・タンブハ・シンタは1997年に有限会社カリマンタン・ゴールドによって、採掘権を持つ中央カリマンタンの金鉱近くに住むダヤックの村人たちの生活を向上させる目的で設立された。YTSの活動は、少数のダヤックの村に健康、教育、暮らしといった面で支援を与えることから始まり、この地域の管理システムの質の向上を目指すところまで広がった。今では22の村々で活躍し、その数は増えつつある。バードルフ・ポールはYTSのディレクターである。

YTSのプロジェクト、ブラックスミスのレポートは下記のサイトでダウンロードができる。
www.worstpolluted.org

2009年10月発行スブド ワールド ニュースより

※グリーン・クロス・スイスは、1993年、ミハイル・ゴルバチョフの提唱により設立された"環境の赤十字"-『グリーン・クロス・インターナショナル』のスイス法人である。チューリッヒに本部を置き、産業・軍事・環境汚染などで苦しむ人々への支援、持続可能な開発支援などが主な活動である。ブラックスミスのパートナーとなり、2007年より共同でレポートを発表している。

最終更新 ( 2010年 3月 02日(火曜日) 00:34 )  

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